教育理念についてご案内します。
「人間ひとりひとりが、みなその中に持っているすぐれた素質を、人間として、真に英(ひい)でたものになるよう、育(そだ)て養う」これが奈良育英学園の校名の由来であり、学園創立以来もち続けている教育理念です。
この教育理念は、前理事長である藤井長治先生が当時の全職員とともに昭和21年に立てた『育英誓願』に具体的に謳われています。『育英誓願』には、「神を信じ、人を愛し、道義を重んじ、真理を愛し、職分を貴び、勤労を楽しむ精神を涵養し、完全なる人格者に近づこうと努める」という、全ての教職員と生徒の願い、決意がこめられており、そのために何を目標にして学び、どのような心を養っていくべきか、その規準となるべきものが示されています。
本校は、学園の中で最も歴史が長い学校としての自覚と責任、そして誇りをもち、学習活動、生徒会活動、クラブ活動など全ての教育活動において、『育英誓願』に謳われている人格教育の実践に取り組み、一人ひとりが誠実に向かい合い、ともに人格を高めあう教職員と生徒集団であることを目指します。同時に、めまぐるしく変化する時代に応じて必要とされる学力やスキルを身に付け、生きる力を養い、多様な社会に貢献できる人材を育成するということを目標としています。
自己を深く知り、自己を愛する心を養い、そしてお互いを認め合い、助け合い、切磋琢磨し、他者を愛し、他者からも愛される存在となり、「凡ての隣」※から「愛し愛される学校」を目指します。
※「凡ての隣」:自分自身に一番近いものを指します。それは人にとどめず、隣家、隣の市町村、隣国、動物、 植物、鉱物など、衆生万物までも含みます。
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