奈良育英高等学校のお知らせをご案内します。
2017年6月14日(水)
今日は国際理解Gコースの特色ある科目の1つである「多文化理解」の授業(1~3年)がありましたので、学年毎に学びの進化?深化?が見られるか、各学年の授業見学をしてみました。
◆1年
中国語と韓国語とその文化を交互に学んでいました。この授業の初期の段階では、このようにまぜこぜにして両方の言葉と文化を学んでいきます。次の段階に入ると、生徒たちはそれぞれより深く学びたい方を選択していくことになります。
韓国語の先生と本時のテキスト
中国語の先生と本時のテキスト
ペアワーク
1年生の授業では、2つの言語の数字の聞き取り(3桁まで)と簡単な会話表現を楽しく学んでいる段階でした。活発に会話の練習をしている姿が印象的でした。
◆2年
1年次に選択した言語に分かれてレッスンを受けていました。
ー韓国語ー
日本の固有名詞をハングルの文字で表す練習をしていました。日本の五十音より少し複雑な印象を受けましたが、生徒たちは、先生の丁寧な説明を聞きながら、自分の名前を筆記したりしていました。
ー中国語ー
NHKの中国語講座のテキストを使用しながら、実践的なトレーニングをしていました。授業の後半には、中国語の歌の練習。それもラップ!!
とても難しい曲ですが、生徒たちは一生懸命練習していました。生徒たちは、夏に台湾の高校生を本校にお迎えして協働プレゼンテーションを行ないます。その時のサプライズ企画のためだそうです。とても楽しそうに歌っていました。
◆3年
ー韓国語ー
テキストを使用しながら、会話のレッスンをしていました。
「週末、あなたは何をしていましたか?」
「先生、『串カツ』って韓国語で何て言うんですか?」と生徒から。彼女は串カツを食べに行ったそうです。「韓国には『串カツ』はないんですよ。」と先生。残念ながら『串カツ』を訳すことは難しいようです。
教室のホワイトボードにもハングル文字が書かれていました!何と書いてあるのでしょうか?普段から使っているのかな?
ー中国語ー
映画を見ながら、出てくる表現を使ってレッスンをしていました。
「○○おめでとう!」
いろんなところで応用できる便利な表現ですね。アレンジの一つとして、先生が生徒たちに言ってほしい言葉もレッスンしていました。その先生の夢が近い将来に叶いますように!
多文化理解の授業では、週に1回、言語を通して、アジアの文化を学ぶことを目的としています。したがって生徒たちはペラペラにしゃべるための会話のトレーニングを積んでいるわけではありません。日常生活において、また留学時、そして来日している留学生達との交流会などの機会に、彼らが知っておくべきことを、少しずつ体得していくという風に授業はすすめられています。
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