第5回 SDGs大学ゼミ
2023.2.15
第5回 SDGs大学ゼミ
高校2年生高大連携Sコースを対象に、今年度最後のSDGs大学ゼミを行いました。
第5回目の今回は京都女子大学の学長 竹安栄子先生をお招きしました。
御講演のテーマは SDGs 5「ジェンダー平等の推進と日本の持続的発展」です。
身近にある「男性」「女性」の固定概念や、日本におけるジェンダー格差の現状を、世界の国々との違いを踏まえながら分かりやすくご説明頂きました。
生徒は、なぜジェンダーが問題なのか、日本の現状を含めて学ぶことができました。
社会の発展のためにも男女格差の解消が重要であることがよく分かりました。
また、データを論拠にますます深刻化する少子化問題、超高齢化社会の在り方を示して頂きました。
少子高齢化により、これからの社会がどのように変化していくのか、また、そのような社会でどのように行動していくのかを考える機会となりました。
近い将来に向け、社会を担う生徒たちにとって大変勉強になる内容でした。
貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。
(生徒の感想)
・普段生活している中で、男女格差やジェンダーをあまり感じたことがなかったが、育児や家事などの固定的な価値観をなくさなければならないと思った。
・ジェンダーは女性だけの問題ではないことが分かった。男性も仕事や収入など、「男らしさ」に縛られていると思った。
・日本のジェンダー指数の低さを知り、驚いたと同時に恥ずかしいことだと感じた。
・日本は先進国で、他の国よりも優れていると思っていたが、ジェンダー問題ではかなり遅れた国であることがよく分かった。
・日本の少子高齢化は回復が難しい水準まできている現状を知り、自分の将来を見据えた行動をしていかなければならないと感じた。
・自分も子供のころに「女性らしくしなさい」と言われたことがある。これからの社会では「自分らしく」を心がけたいと思う。
・日本は世界に比べて女性の議員数がかなり少ないことを知った。女性の意見が通りにくい現状を改善しなければ、ジェンダー問題はなかなか解決できないと思う。