奈良育英高等学校のお知らせをご案内します。
本校では持続可能な開発のための教育(ESD)及び命の教育の充実を図るべく、総合的な探究の時間において「Think Globally, Act Locally」をモットーに、環境問題について考えるPBL(Problem Based Learning)学習を推進・実践しています。本年度はゴミを様々な視点や立場で捉え、ゴミ問題を解決するためのアイデアや方法について考え、その中で自分たちができることを実践します。
今回は、「環境問題と私たちができること~ごみ問題と暮らし~」と題して、連携協定校である龍谷大学の政策学部 金紅実 准教授にオンラインでご講演いただきました。環境には公害や生態環境をはじめ、地域固有の歴史・文化・自然が育んできたアメニティなど、様々な分類があることをお話いただきました。そして、ゴミ問題と資本主義や経済的な要因、近隣諸国のゴミ問題についても詳しく教えていただきました。さらに、ゴミ問題は文系か理系かといった、生徒にとって身近な進路選択についてもお話いただきました。
講義では生徒たちには聞き入り熱心にメモをとる姿が多く見受けられました。今後の探究学習の進め方や実践について多くの示唆を得られたのではないでしょうか。さらに、自分たちの学びが大学での学びと直結していることを実感し、学習のモチベーションにも繋がったのではないかと考えています。
ゴミ問題を通して、探究のみならず様々な学問に関心を持ち、世界を見る目を広げるとともに、自分の将来や世界の未来を力強く切り拓く人材となってくれることを期待しています。
(実施日は令和2年7月11日(土))
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