NEWS / お知らせ

12月23日（月）～28日（土）

高校2年生の国際理解Gコースの生徒が、台湾・高雄での協働プレゼンテーション発表に向けた研修に参加しました。

高雄到着後、生徒たちは『明誠高校』・『立志高校』・『楠梓高校』の3校に分かれ、各学校のホームステイ先のファミリーと対面しました。
本プログラムでは、高校1年生の時に経験したニュージーランドでの留学で培った語学力を活かしながら、異なる環境でのホームステイを体験することも大きな目的の一つでした。

台湾は親日国ということもあり、空港では温かい歓迎を受けました。
緊張した様子で各家庭に出発した生徒たちでしたが、台湾の文化やトイレ事情の違いに驚きつつも、体調を崩すことなく次の日からのプレゼンテーション練習に向かうことができました。
海外研修を通して改めて「日本のトイレは世界一だ」と感じた生徒が多かったようです。

3校に分かれての練習は、本校にとっても初めての試みでした。
生徒たちは各校ごとに行動し、練習を進めました。さらに、英語や体育の授業に参加したり、全校朝礼で全生徒の前で挨拶をしたりするなどの経験も積みました。
また、台湾の学校の文化祭のような行事を見学する時間も設けられました。
日本と同様に、学校ごとの雰囲気や行事の特色が異なっており、そうした違いも生徒たちにとって大きな学びとなりました。

本プログラムの目標であるプレゼンテーション発表に向けて、生徒たちは11月下旬から台湾の生徒たちとオンラインミーティングを重ね、パワーポイントや原稿を作成してきました。
実際に顔を合わせて行う練習では、オンラインでは得られない緊張感や空気感を体験し、台湾の生徒たちの熱心な姿勢に刺激を受ける良い機会となりました。
台湾の生徒たちの優しさや勉学に対するひたむきな姿勢は、本校の生徒だけでなく教師にとっても多くの気づきを与えてくれました。

プレゼンテーションでは、『“NET ZERO”を目指した世界を作るために自分たちができることは何か』というテーマに基づき、未来に焦点を当てた発表を行いました。
運送業についての調査発表や、使い捨て容器に焦点を当てたアクションプランの提案など、それぞれの発表は高く評価されました。
その結果、明誠高校・立志高校・楠梓高校との協働チームはすべて【優秀賞】を獲得することができました。

本校の生徒たちは、プレゼンテーションの経験だけでなく、ホームステイや練習時間を通じて台湾の生徒たちとの深い絆や思い出を作ることができました。
この貴重な経験と学びを胸に、今後の学校生活にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

最後に、このプログラムを支えてくださった台湾高雄の『明誠高校』・『立志高校』・『楠梓高校』の生徒と先生方に心より感謝申し上げます。
来年度の生徒たちを連れて再会できることを楽しみにしております。