龍谷大学アグリカフェ
2023年6月7日(水)
連携協定の龍谷大学のご協力により、選抜コース1年生、2年生を対象に「龍谷大学アグリカフェ」実施しました。
「ゴミを資源に？」というテーマで、龍谷大学農学部食糧農業システム学科の嶋田先生・農学科の玉井先生に、高1・高2の選抜コースの生徒たちに講義をしていただきました。
まず最初に嶋田先生から「生ゴミを資源に循環させる」研究内容についての講義です。
最初に、トートバック型のコンポストに生ごみを実際に入れて臭いをかいでみました。
生ごみの嫌な臭いが消えていることに生徒たちは驚いていました。
また、江戸時代の農村風景が描かれた資料を用いながら、わかりやすく江戸時代の「ゴミ」（排泄物なども含む）が「資源」にかえられていることを説明してくださいました。
「生ゴミ」を資源に循環させる方法は昔の日本でもありましたが、現代の社会に受け入れられる方法を考えていくことが大切であるとのことでした。
「環境経済学」という農学を文系分野のアプローチで学んだアグリカフェの前半となりました。
玉井先生には「有機農薬の可能性と課題」というテーマで講義をしていただきました。
有機野菜と呼ばれるものの条件を確認し、有機（オーガニック）野菜＝「体に良い、おいしい」とは言えないのだということを科学的な視点に立って教えていただきました。
有機醤油と添加物の入った醤油の味比べでは、どちらがおいしいかについて生徒によって意見が別れました。
また、虫がついた野菜がおいしいという話も、実は虫に食べられた野菜はもう食べられないように自分のカラダを苦くするので、正しくないかもしれないということに生徒たちは驚いていました。
最後は生徒たちから集めた質問にも丁寧に御答えいただき、これからの進路を考えることや、新しい学びにつながる機会となりました。
今回、このような機会を設けてくださった龍谷大学高大連携室及び農学部の皆様、ありがとうございました。
