奈良育英中学校・高等学校

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ASEP2017②【国際理解Gコース2年+英会話部】

  • 2017/12/30 高校

現地からのレポート第二弾です。

 

奈良育英高校の国際理解Gコースと英会話部のメンバーの年末と言えば、ASEP(Asian Students Exchange Program)です。

今年の夏に奈良育英高校に訪れてくれたSt.Paul高校(明誠高級中学)と高雄市立三民高級家事商業職業学校の皆様にお世話になりました。

12/28(金)に台湾の高雄で、国際協働プレゼンテーション大会が行われ、それに参加するために台湾の学校を訪問してプレゼンテーションの準備をしました。
それぞれがホームステイ先で生活をしながら、台湾の生徒とプレゼンテーションを作る機会は、貴重なことなので、全員が一生懸命プレゼンテーションの作成と練習をしていました。
今回は男子チームが明誠高校・女子チームが三民家商高校を訪問し、準備を行い、発表しました。

 

〈三民家商高校訪問初日の歓迎の様子〉

 

〈大会前日のプレスカンファレンスの様子〉

各チーム代表1名ずつが参加しました。奈良育英の代表は浴衣姿と学ラン姿で臨みました。

大会の様子は、生中継されたようです。浴衣姿は絵になるようで、いくつかのメディアがアップで撮影していましたので、きっと高雄市のお茶の間にも届いたことでしょう。

 

 

 

開会に先立って、三民家商高校の生徒たちによるパフォーマンスも披露されました。台湾伝統音楽の演奏、音楽に合わせた台湾式お茶のおもてなし、そしてカクテルサービスなど、とても高校生は思えぬ見事なパフォーマンスでした。

 

 

〈開会式の様子〉

ブラスバンドの演奏にしたがい、参加国の国旗を持った三民家商高校の生徒たちがステージにあがり、開幕しました。

 


 
〈三民家商高校での様子〉
台湾に来る前の期末考査の前からメールやSkype・LINEなどで生徒と先生と連絡を取りながら、伝えたいメッセージや、大まかなスクリプトを準備していました。
到着後に、お互いの自己紹介をし、先生と生徒の優しさとおもてなしの心を感じました。
プレゼンテーションの準備が早速始まり、細かな調整や、パワーポイントの修正、デモンストレーションをしました。
言葉の壁や、ジェスチャーの違い、ボディランゲージの見せ方など、学ぶことが多い練習になりました。
三民家商高校は、多くのコースに分かれており、家庭科の授業や、英語の授業も見学させてもらいました。
 
放課後には夏に日本に来てプレゼンテーションを一緒に行った台湾の高校生が遊びに来てくれ、半年ぶりの再会を果たしました。遠く離れている人と再会するのは本当に心にくるものがあったと思います。

 


 

大会本番では、誰もが自分のパートを一生懸命発表して、終わった後は達成感を感じることができました。
練習をずっと見ていた先生も、目頭が熱くなる思いを語っていました。

 

 

〈明誠高校での様子〉
明誠高校側は男子が3人、女子が4人でした。Gコースの男子4人は最初は相手校の人数と積極性に圧倒されてかかなり緊張した様子でした。自己紹介をしてからプレゼンテーションテーマについて、それぞれの意見を再確認しました。 
担当のジョーダン先生も熱意にあふれ、時には温かくも厳しいご指導をして下さいました。
時間の経過と共に信頼関係もうまれ、練習の中でも笑顔が増えてきました。限られた時間内でなかなか台詞が覚えられなかったり、うまく気持ちを表現できずに歯がゆい思いをした場面もありましたが、励まし合いながら一つひとつを乗り越えました。

   

プレゼンテーション本番ではそれぞれが全力を出し切り、大きな達成感を得ることができました。

 


また練習以外では朝の合同朝礼に参加させて頂き、彼ららしい自己紹介ができました。また校内で出会う生徒ともコミュニケーションをはかる姿を見て、彼らの成長ぶりを実感しました。
 
〈表彰式とその後の様子〉
三民家商高校チームは Best Project 賞

明誠高校チームは Best Multimedia 賞


を表彰式で授与されました。努力が形になった瞬間でした。
 
大会後には、様々な国がパフォーマンスをするショーがありました。
日本チームとして、ダンスを踊ることが出来ました。
国によっての流行りや文化を感じる瞬間となりました。
 
大会全体が終わってからは、それぞれの学校の生徒と共に、ナイトマーケットに行ったり、遊園地に行って打ち上げをしたりと各々の最後の夜を過ごしました。
長かったようでとても短かったプレゼン練習期間を共に過ごした仲間と、最後の思い出を共有することが出来ました。
全員が仲良くひとつのことに取り組む大切さと尊さを感じられる体験となりました。
 
帰国の日である、29日(金)朝の5:30という早朝の集合にもかかわらず、多くのチームメイトやホストファミリーの皆様がお見送りに来てくれました。本当にありがとうございました。

  
 
みんなとの別れを惜しみながら帰国しました。
この台湾での1週間は心に大きなものを与えてくれたと思います。
楽しいばかりではなかったと思いますが、苦しみながらも頑張る姿はやはり尊いものであり、私たち人間が忘れてはいけない姿だと改めて感じました。
 
また会える日を楽しみに、日本で更に勉学に励みたいと思います。
 
最後になりましたが、協力してくださった明誠高校と三民家商高校の皆様、大会関係者の皆様、関西空港までお見送りとお迎えに来てくださった保護者の皆様、台湾まで大会を見に来てくださった方々には本当に感謝をしています。
 
参加した生徒は確かにかけがえのないものを得たと思います。
Thank you very much for supporting us. 


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