NEWS / お知らせ

6月18日（土）
　高校2年生の総合進学・国際理解G・選抜の3コースの生徒を対象に、京都外国語大学　国際貢献学部　グローバル観光学科長のジェフ・バーグランド教授による講義が行われました。
　テーマは「異文化理解」についてです。この言葉は、これまで異国文化とのコミュニケーションを促す際に多く用いられてきました。
しかし、昨今のSNS等の通信手段の発達により、国内であっても「自分とは異なるもの」に対して攻撃的になり、トラブルとなる事例が増えています。
　バーグランド教授は、「多様性」の時代にこそ異文化と出会った時の「違和感」を大切にするようにと、生徒たちに説きました。氏が来日して得た様々な体験を紹介しながら、「違和感」を恐れず、そこに飛び込んだことで、ご自身が成長できた喜びを語ってくれました。

　奈良春日野国際フォーラムの能楽ホールでの開催であったので、生徒たちは「文化」を肌で感じながら講聴でき、またイメージしやすい話題でもあったため、公演時間がオーバーしていることに気づかないくらい熱心に聴き入っていました。中には、講義後にバーグランド教授に記念撮影をお願いしたり、週明けの授業で「今日もジェフ先生の授業がいい！」と言ってきたりする生徒もいました。

　高校2年生の生徒たちはこれからますます自身の進路について考え、悩む場面が増えていくことと思います。そのような時に生徒たちがふと立ち止まって自分自身と向き合い、積極的に外へ向けて挑戦できる心の強さを持てるように、我々教員もしっかり支えていきたいと決意を新たにしました。
ご講義頂きましたジェフ・バーグランド先生、並びにご協力頂きました京都外国語大学の皆様、ありがとうございました。