奈良育英中学校高等学校からの各お知らせをご案内します。
新型コロナをはじめ、様々な災害が生じており、本校中学生・高校生におきましても楽しみにしていた行事や活動が制限された1学期でした。
そのような中、たくさんの生徒が夢や希望を込めて短冊に書き留め、校内各所に設置された笹竹に括り付けました。
今回の短冊は、「社会福祉法人こぶしの会こっから」の活動で制作された「紙すき」を利用させて頂きました。
http://kokkara.jp/activity/paper/
短冊がたくさん付けられた笹竹。
七夕が過ぎると「焼いて、煙を天に昇らせ願いを天空に届ける」という風習があります。
そこで、実際に焼く奉納をしました。
「たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの」の例外規定の「落ち葉焚き、たき火」にも該当し、「焼き芋」等も含まれるため、「サツマイモの焼き芋」を入れて対応しました。
短冊を燃やす時間がやってきました。学内の真中で、周囲に飛び火の心配がなく、地下駐車場からの吹き上がる風が火種にしっかりと吸気されて瞬く間に燃えました。
短冊等も燃えて煙となり、天に舞い上がりました。
実施の際、小雨がパラパラと降りました。
笹竹の灰が風で飛んでも、小雨が消火してくれました。
笹竹を焼いた熱源を無駄にせず、「焼き芋」に利用。
昔ながらの風習にも様々な規定・規則などで制限され、途絶えていくものがあります。
残せる風習を大切にしつつ、生徒たちの大切な願いが込められた短冊は天に届きますよう、祈っています。
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