奈良育英中学校・高等学校

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校庭を花一杯に

  • 2020/06/27 中学

毎年、恒例となっています技術家庭科の「生物育成」領域の学習取組を兼ねて、中学1年生・2年生が校庭の花の植え替え作業を実施しています。

晩秋から春にかけては、校章のスミレにちなんだパンジー・ビオラが校庭を飾ってくれます。

春から晩秋には、「マリーゴールド」「日々草」「インパチェンス」がたくさん咲いて、校庭を綺麗に飾ってくれます。

 

 マリーゴールドの花言葉には「逆境を乗り越えて生きる」とあります。

 世界中、コロナ感染に対して様々な取組がなされる中、生徒達も初めての遠隔授業等を経験し、登校再開後も感染防止に伴い、楽しみにしていた行事等も生徒会を中心に根本的に考え直しが進んでいるところです。生徒達が乗り越えて成長してくれることを祈り、マリーゴールドが校庭でしっかり咲いてくれています。

 

 更に、日々草も生徒達が休憩等で利用する「アニバーサルスペース」の周辺で咲き誇ります。

 花言葉は、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しさ」です。

 本校での学校生活を通して、友情や追憶、そして優しさを育ててくれればと思います。

 

 そして、アニバーサルスペースで休憩スペースを取り囲み、咲くように植えられたのがインパチェンスです。

 インパチェンスの花言葉は、「鮮やかな人」「強い個性」です。

 個性を育て鮮やかに輝く生徒に育ってくれることをたくさんの花達は見守ります。

この花が沢山植えられた環境の中、同技術工作室の外部への出入りできる扉を出た直ぐの校舎天井には、燕の巣が立派に作られ、内部で雛が小さく鳴いています。 街中で土や草が少なくなってきた中で、本学の自然に恵まれた環境を探し出して、巣を育んでくれた様です。

 生徒達も、巣の横を通る際は、静かに見守って通ってくれています。

 小さな命も大切にする優しい気持ちが育っています。

ツバメの巣ができたということは、そこはツバメにとって安心して子育てができる場所です。自然災害の心配がないということが予想されるため、幸運の象徴とされています。

 

 技術科では、「生物育成」領域の履修として、様々な活動を致しますが、この校庭に「ビオトープ」の取り組みが出来ないかを模索しています。

「小さい池」と池には大和郡山の「金魚」、そして、周囲には理科の生物領域で学習に繋がる植物が茂り、池の水は、太陽発電にてポンプを駆動して循環と噴霧が行われるような自然と新しい技術を融合し、更に様々なセンサーやライブカメラを用いたIotの学習が出来る環境も目指しています。

また、様々な難しい問題もありますが、蜜蜂の巣箱等の取り組みも出来るかと考えています。


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