奈良育英中学校・高等学校

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花いっぱい咲かせよう!その3【中学1年技術・家庭科】~命のリレー・ど根性ひまわり~

  • 2017/06/16 中学

2017年6月15日(木)

 

今日は朝から気温も上がって暑い一日ですが、1時間目の技術・家庭科の授業(1-C)において、アニバーサリースペースの花植えを行いました。

 

先生からプランターへの植え方についての説明を聞いた後、実習に入りました。今週は教職員の授業見学週間となっていますので、数名の先生方が見学並びに生徒と一緒に実習に励んでいました。

 

  

 

  

①プランターに8割程度、土を入れていきます。

  

 

  

②好きな花の苗を取り、植えていきます。ポットから苗を取り出し、固まっている根っこの部分をスコップでほぐしてから植えていきます。

  

 

  

 

  

土の中から、いろんな生物を発見!

  

 

③出来上がったプランターを運び、通路に並べていきます。

  

 

  

④完成

    

 

続いて場所を移動して、別の植物を植えます。さてこれは何の苗でしょうか?

  

 

これは「ひまわり」の苗です。この「ひまわり」、実は世界的にも有名になった「ひまわり」なのですが、何か思いつくことはありますでしょうか?

 

実は、「ど根性ひまわり」がルーツなのです。(今年で7世代目になるとか)

本校の卒業生の1人が、震災後、ボランティア活動のために東北を訪れた際に、この種を分けてもらったそうです。そして自宅で育て収穫した種を、さらに広く多くの人々に広めようと、当時の担任の先生の元に届けられたのでした。

 

※「ど根性ひまわり」とは

震災から二週間くらい経ったころ、瓦礫の中に「がんばろう!石巻」という看板が立ちました。津波に負けたくない、地域の方を励ましたいとの思いで流されてきた木材で作り掲げられた看板は復興のシンボルとなりました。やがてその看板の周りに流れ着いたひまわりの種が、津波にも塩害にも負けず伸び始め開花しはじめました。 そのひまわりは「ど根性ひまわり」と名付けられ、その種は震災を忘れないために、またのちの自然災害への警鐘として未来の子供たちに伝えていきたいという願いを込めて、大勢の方に育てられています。

 

このエピソードを聞いていた、授業見学で参加していた教員から「命のリレーやね」という言葉も出てきました。心を込めて植えていきます!

  

 

  

 

  

 

  

 

夏になり、元気にたくましく育った「ど根性ひまわり」に出会えることを、今から楽しみにしています!

生徒たちも、ひまわり同様、元気にたくましく育っていってくれることを願っています。


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