育西スケッチ

育英西中学校・高等学校の日常のワンシーンをご案内します。

第１回　数学科　課題解決型学習 2017/04/24

2020年の大学入試改革、2045年のシンギュラリティ、われわれには今まで経験したことのない未来が待ち受けています。そのような中、本校は生徒たちをどのように育んでいくべきか？という「問い」に対して、本年度、数学の授業におきまして「答えが１つではない問い」に果敢に挑戦させようという課題解決型学習を中学2年生におきまして実践致します。実施方法は、2クラス合同、毎週月曜日の5、6時間目の２コマ続き、ティームティーチング形式です。「答えが１つではない問い」に対して、自分一人で取り組むだけでなく、仲間と協働しながら折り合いをつけて最適解を見つけるペアワーク、グループワーク形式で展開をしています。先日の第1回目の授業のテーマは「最高位の数を調べる」でした。いつも見慣れた新聞。その紙面にある数字の最高位の数を調べ上げると、出現頻度にある特徴が！？まずは個人が仮説を立て、その理由を考えます。次に4人のグループのメンバーでそれぞれの仮説を共有。そこから実際に新聞2ページ分の数字を調べ上げます。決して一人では簡単にできない作業。自然とグループの中で数え上げ係やチェック係と役割分担が出来上がります。そして仮説と検証結果の比較、リフレクションへ。もちろん生徒たちはタブレットを持っていますから、検証結果をネットワーク上で共有、まとめのリフレクションとレポートはオンラインで提出する形式です。毎回様々な「問い」に出会い、折々の最適解を考え出し、生徒たちの成長していく姿が楽しみです。